1954-10-11 第19回国会 参議院 建設委員会 閉会後第6号
で海岸堤防につきましては、本県の穀倉地帯、那賀平野の防潮堤である今津、坂野、大手海岸等数カ所を見ましたが、今津海岸は決壊する寸前というところで地元の水防活動によつて防止されておりました。ここにおいても昭和二十五年のジ江ーン、キジア台風による復旧が実は昭和二十九年三月末日までに進捗率は四〇・七%に過ぎません。 又本県における災害の特異性は地辷りでございます。
で海岸堤防につきましては、本県の穀倉地帯、那賀平野の防潮堤である今津、坂野、大手海岸等数カ所を見ましたが、今津海岸は決壊する寸前というところで地元の水防活動によつて防止されておりました。ここにおいても昭和二十五年のジ江ーン、キジア台風による復旧が実は昭和二十九年三月末日までに進捗率は四〇・七%に過ぎません。 又本県における災害の特異性は地辷りでございます。
里浦大手海岸、松茂村開拓地、川内村、及び六百ミリ近い雨最に見舞われました勝浦川筋の生比奈村、横瀬町等を調査し、さらに坂野大手海岸、今津大手海岸を経て、高知県に入りまして、室戸岬を経て、高知において調査を終了いたしたのであります。しかして限られた日数のために十分な調査をなし得なかつたことは、まことに遺憾でありますが、これら被害は一般の予想をはるかに凌駕いたしまして、甚大なものがあるのであります。